結晶釉 Frit3110ベース

結晶釉の材料45Kgがやっと届いた。 FerroのFrit3110です。日本では手に入れることが出来なかったので、アメリカのAxnerと言う通販のお店から。結晶釉の原料では一番よく使われているフリットです。よく流れて、よく結晶ができる環境を安定して作るための原料です。 この原料を使った結晶釉の基礎釉の調合を21個探してきました。釉薬の名前は本が使っていた名前もしくは作品の作者の名前です。名前の後には通番を入れました。 ほとんどの釉薬には亜鉛華が入っています。基礎釉ですから、これらに、0.5-10%の酸化銅、酸化鉄などを加えることによって色がつきます。

焼成についてはまたの機会に。

釉薬の説明を読むと:

1.釉薬は作ったらすぐに使う。 4週間以上使わないで置いておくと全く違う結果がでる。(これは、これで実験の余地が。)
2.保存はガラス瓶で。ペットボトルやバケツでは保存不可。
3.リチウム成分などが入っている釉薬は酸化銅などと反応するので、保存している釉薬の色はよく変わる。

結晶釉はあまり食器には向いていない。お酢やレモンの汁が表面につくと、コバルトとかが溶けて出てくるので安全ではありません。この前、青山のお店で青い結晶釉がかかったお茶碗を売っていたけど、アメリカやヨーロッパでは問題になると思います。また、傷もつきやすい釉薬です。Dolo Adamantia Base,21個目の釉薬は傷などに結構強い調合と書かれていました。

Base Blaze 2 1
Frit 3110 44
ZnO 27
珪石 21
TiO2 8
アルミナ 0.5
モロカイト 0.5

Brook 2
Frit 3110 47
ZnO 24
珪石 24
TiO2 2

Brook Base II 3
Frit 3110 50
ZnO 25
珪石 18
TiO2 7

Brook Base FV Base 4
Frit 3110 40
ZnO 20
珪石 20
ベンとナイト 20

Levin Bush 5
Frit 3110 45.5
ZnO 27.5
珪石 20
TiO2 5.65
カオリン 1.35

Sun Chao 6
Frit 3110 40-50
ZnO 20-25
珪石 9-10
TiO2 2-8
ベントナイト 2
カオリン 1

Derick Clarkson 1 7
Frit 3110 47
ZnO 25
珪石 19.5
TiO2 6
カオリン 0.75
アルミナ 0.5

Derick Clarkson 2 8
Frit 3110 60
ZnO 30
珪石 20
ドロマイト (10)
石灰 (6)

DCE Base 9
Frit 3110 44
ZnO 26.4
珪石 20.4
TiO2 7.6
カオリン 1.2

Ray West 10
Frit 3110 50
ZnO 25
珪石 22
TiO2 5

Tin Foil 11
Frit 3110 50
ZnO 25
珪石 16
TiO2 2
ドロマイト 5
SnO2 2

FA Seeding Base 12
Frit 3110 49
ZnO 25
珪石 22
SnO2 2

Granite 13
Frit 3110 47
ZnO 22
珪石 20
TiO2 10

FA Base 14
Frit 3110 47
ZnO 23
珪石 23
TiO2 3
ドロマイト 1
石灰 3

Celestite 15
Frit 3110 50
ZnO 25
珪石 15
TiO2 1
タルク 4
Spodumene 5

FA#5 16
Frit 3110 50
ZnO 27
珪石 14
TiO2 1
タルク 4
Spodumene 4

FA Octal 17
Frit 3110 51
ZnO 24
珪石 15.4
TiO2 2.9
ドロマイト 4.8
Spodumene 1.9

Vesuvius 18
Frit 3110 50
ZnO 25
珪石 18
Spodumene 5
Mgカーバイト 2

All Opaque 19
Frit 3110 46
ZnO 18
珪石 20
TiO2 6
タルク 1
ドロマイト 9

Cone 6 Base 1 20
Frit 3110 53
ZnO 24
珪石 15
TiO2 3
ドロマイト 2
リチウム 1

Dolo Adamantia Base 21
Frit 3110 47
ZnO 25
珪石 20
ドロマイト 8
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by MikeRosstky | 2005-07-19 00:06 | 釉薬


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